総社市中原にこのほど、チルドデザート製造販売大手のモンテールが総社工場を竣工し、26日に報道関係者向けの内覧会が開かれました。
大阪富士工業の工場跡地3万9049㎡に65億円を投じて建設されたモンテール総社工場は、チョコレートをイメージした外観です。工場は鉄骨2階建て、延べ床面積1万6084㎡で、1階に5本の製造ラインを敷いています。食品衛生法の基準より300倍厳しい品質・衛生管理を徹底しているのが特徴です。従業員は115人で、シュークリームやエクレアなど15~20種類の製品を1日最大10万個生産できます。工場内には、低温殺菌牛乳を製造するプラントを設置するなど、受注当日に生産・配送を行う「ジャスト・イン・システム」に力を入れています。モンテールの工場新設は3カ所目で、総社工場では西日本エリアのスーパー、コンビニに製品を供給していきます。さらに鈴木社長は、総社工場で初年度36億円規模の生産体制を目指し、3年から5年後には100億円規模、従業員も最大500人体制に増やしたい意向も明らかにしました。このほか、総社工場では入口付近に直売店を構えています。50種類ほどの自社製品が購入できるほか、店内で食べられるスイーツセットも販売しています。直売店はすでに営業していて、工場の本格稼働は8月31日を予定しています。




