倉敷市の公共施設の現状と課題を解説する出前講座が11日、水島愛あいサロンで初めて開かれました。
この出前講座は、老朽化した公共施設を多く抱える倉敷市が、今後の建て替え・改修や維持管理の方向性について、市民と一緒になって検討しようと実施されたものです。この日は、水島の未来を考える会の定期会合に倉敷市長期修繕計画室の職員が出向き、515施設の調査結果をもとにした公共施設の現状について解説しました。倉敷市では1970年代に建設した公共施設が全体の6割を占め、20年後に多くの施設が一斉に建て替えを迫られる状態にあるそうです。さらに、施設の維持管理費用も将来の負担に大きいものとして、複合化や民営化などを選択肢に入れたうえで、公共施設の在り方を もう一度見直すべきと訴えました。集まったおよそ50人の市民は、 メモを取りながら真剣に耳を傾けていました。倉敷市長期修繕計画室では、今後も出前講座を開催し、市民に公共施設について関心を深めてもらう考えです




