総社市の権利擁護センター「しえん」の開設1周年を記念した講演が行われました。
総社市権利擁護センター「しえん」は、虐待対応、成年後見支援、入居支援、犯罪被害者支援の4つの支援のワンストップ窓口として去年6月に開設されました。昨年度の「しえん」が受け付けた相談の総件数は、1038件を数え、総社市社会福祉協議会、市役所、各専門機関の連携のもと相談の解決に向けた支援活動を行っています。開設1周年を記念した講演では、前中四国厚生局長伊奈川秀和さんを講師に迎え、『共生社会の構築に向けて~障害者差別解消法の視点から~』と題する講演を聞きました。会場には、市民や福祉関係者約300人が詰めかけ、「差別の禁止」の規定を具体的に定めた『障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律』の内容を理解しながら年齢や障害が有無によって分け隔てられることなくともに支えあって生きる社会「共生社会」のあり方について考えました。なお、講演会場の外では、障がい福祉施設で生産された野菜や豆腐、菓子、花の苗など手作り品の販売も行われました。開設1周年を迎えた総社市権利擁護センター「しえん」では、今年度から4つの支援のほかに生活困窮者への支援に取り組んでいくことにしています。




