倉敷市浅原の重井薬用植物園で、梅雨の時期に咲く花の観察会が開かれました。
重井薬用植物園では、月1回定例の観察会を開いていて、今月は、5haの園内に咲く20種類以上の花を見て回りました。下向きに花を付けるサカキは、神事にも使われる植物です。実を着物の染料に使うクチナシの花も咲き誇っています。朝しか花を開かないアサザや、岡山県準絶滅危惧種のカワラサイコの花など、片岡博行園長が詳しく解説しました。湿地では、ノハナショウブが濃い紫色の花を咲かせ、県内での生息はごくわずかというオグラセンノウの花も開いていました。めったに花を咲かせないモウセンゴケも白い花びらを見せ、参加者は熱心に見入っていました。重井薬用植物園では来月19日、開園50周年を記念したユウスゲの鑑賞会を開催する予定です。




