小、中学校の不登校を減らそうと総社市が取り組んでいる「誰もがいきたくなる学校づくり」の研修会が開かれました。
今年度3回目の研修会には、市内外の小中学校と幼稚園の教諭およそ60人が参加しました。総社東小学校と常盤小学校の実践発表のあと、広島大学大学院の栗原慎二教授が講義をしました。栗原教授は、「教師の観察力が優れていないと良いクラスは作られない」と話し、問題行動を起こした時だけではなく、日ごろからコミュニケーションをとることが大切と伝えました。また、「児童や生徒の話をきちんと聞くことができない人は、良い指導ができない」とし、教諭たちは生徒役と教師役に分かれて、教師に悩みを打ち明けたときの対応方法を体験しました。「生徒の感情や話の内容を確認する」や「最終的に自分で考えるように促す」などアドバイスを受けながら実践していました。次回は、6月30日に総社小学校でサテライト研修会が行われます。




