KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

岡山県は、平成２６年度の当初予算に学力向上などで成果を上げた小中学校に奨励金を交付する事業を組み込んでいます。以前から奨励金を受け取らない意向を示していた玉野市は、改めて現時点での受け取り辞退を表明しました。

玉野市の黒田晋市長と岡本和徳教育長が会見を行い「配布する学校の選定方法など不透明なことも多い」とし現時点では辞退の結論を表明しました。岡山県では、平成２６年度の一般会計当初予算に奨励金を交付する「頑張る学校応援事業」に３，０００万円を計上しています。学力向上やいじめ対策などで成果をあげた３０の小中学校に１００万円ずつ交付する予定です。黒田市長は、今月２０日にも辞退の意向を示していて、今回、県議会で予算が可決されたことなどから、改めて考えを明らかにしました。玉野市では、小学３年から６年での３５人学級や平成２６年度からは、中学校の数学で習熟度別の少人数指導など教育に力を入れています。このことから黒田市長は、「交付金を受けるのが特定の学校では、不公平になる」とし、今後、引き続き教育委員会としての評価なら受け入れたいという考えを県に提案していくことにしています。