倉敷市は、カーボン・オフセット事業に取り組んでいる倉敷市児島の企業向けユニホームメーカー「セロリー」と地球温暖化対策を促進するため協定を取り交わしました。
カーボン・オフセット事業に関する協定書調印式は、19日、倉敷市役所で行われました。カーボン・オフセットとは、地球温暖化防止のため二酸化炭素の排出量を減らすよう努力し、どうしても削減できない量を他の削減活動などで埋めあわせて相殺することです。「セロリー」では、2010年からカーボン・オフセットに取り組み、企業向けユニホームを製造する過程で排出する二酸化炭素をクレジットと呼ばれる排出削減量を県外から1、853トン購入して相殺してきました。このたび、倉敷市の太陽光補助制度を利用した市民による「くらしきサンサン倶楽部」が生み出した二酸化炭素削減量がJ‐クレジットの認証を受けたため、「セロリー」が800トンのクレジットを購入することにしました。「セロリー」が倉敷市からクレジットを購入するにあたり取り交わされた調印式では、伊東香織市長とセロリーの太宰幹夫社長が協定書に署名し、互いの事業を通じてより一層の地球温暖化対策を促進していくことを確認しました。カーボン・オフセット事業で倉敷市が企業と協定を結んだのは、今回が初めてです。なお、セロリーが購入した800トンのクレジットは、企業向けユニホーム約27万着の製造分に相当します。
【インタビュー】セロリー(株)太宰幹夫社長




