倉敷市の昭和40年代と現在の風景を並べた「くらしき今昔写真展」が倉敷市役所展示ホールで開かれています。
今昔写真展は、倉敷市内のさまざまな場所の風景の移り変わりや生活の変化を感じてもらおうと開催されていて、今年で6回目です。
今回は昭和40年代に市内30ヵ所で撮影された写真と、同じ風景を撮影し直した現在の写真が並べて展示されています。
昭和40年代の倉敷市は、42年に倉敷、児島、玉島が合併したほか、47年には児島と茶屋町を結んでいた下津井電鉄が廃線になるなど、街の形や人々の暮らしに大きな変化がありました。
全国的には高度経済成長期の最中で、人々は便利な暮らしを手に入れ始めた頃です。
展示された写真からも40年代後半からはバスやトラックに加えて自家用車の台数が増えたことが覗えるなど、同じ40年代でも前半と後半で生活スタイルが変わっていることに気づかされます。
また、道路沿いの町並みが劇的に変わっていたり、電信柱と電線の数が増えているなど、49年前の写真からは道路の周辺を中心にインフラの整備が進められたほか、現在の車社会のはじまりが垣間見られます。
くらしき今昔写真展は2月27日(木)まで、市役所展示ホールで開かれています。




