倉敷市の洋画家、大野 昌男さんが倉敷市文化連盟賞の受賞を記念して個展を開いています。
大野さんは昭和8年生まれ、倉敷市連島町出身の洋画家です。県内の中学、高校の美術教諭を務める傍ら、日展会友、東光会審査員として創作活動に取り組んできました。こうした功績が認められ去年の秋、倉敷市文化連盟賞を受賞しました。受賞を記念して開いた今回の個展では果物や花をモチーフにした静物画やヨーロッパを旅した際に描いた風景画のなど32点を展示しています。作品は写実性を重視したもので、リンゴの重みや質感、香りまでが見ている人に伝わるかのように描かれています。特に77歳の時に描いた100号の作品は、民芸品や昔の道具の持つ温もりや懐かしさを表現しています。また、大学生の頃に描いた作品も展示されていて、大野さんの画家人生を辿ることができます。大野昌男さんの個展は3月2日まで行われています。




