倉敷西小学校の3年生は、社会科の授業で昔の道具「七輪」の使い方を地域の老人クラブの会員から教わり、炭火で餅を焼いて食べる昔の生活を体験しました。
七輪とは、炭を燃料にして調理に使う、木炭コンロです。ガスや電気が普及するまでは、料理の煮炊きには、欠かせない道具でした。この昔ながらの調理器具、七輪の使い方を教わろうと倉敷西小の3年生40人は、倉敷西学区老人クラブ連合会から12人の講師を迎えました。10班に分かれた子どもたちは、新聞紙や使用済みの割り箸、消し炭を使って火を着けると、それぞれの講師から炭に火をおこす方法を教わりました。種火を消さないよう団扇で仰いで空気を送り、炭をおこすと、網を乗せて餅を焼いていきました。炭火でこんがりと焼き上がった餅は醤油をつけて仲よく味わいました。七輪で餅焼き体験をした児童たちは、老人クラブのメンバーから七輪を使っていたころの暮らしの様子や昔の生活の知恵なども話してもらいました。
【インタビュー】倉敷西学区老人クラブ連合会・松尾数穂会長




