1月26日の文化財防火デーを前に、倉敷市浅原の安養寺で消防訓練が行われました。
訓練は、安養寺敷地内の羅漢堂から出火した火が燃え広がっているとの想定で行われました。
参加したのは安養寺の住職や倉敷消防署員、倉敷市消防団員などおよそ50人です。
火災の発生に気付いた安養寺の関係者が119番通報したあと、消火器を使って初期消火にあたり、続いて、通報を受けた消防隊が現場に駆けつけて息の合った連携で放水活動を行い、被害の拡大を防ぎました。
倉敷市内では、今年1月10日に、真備町岡田の金剛寺が全焼し一人が亡くなる火災があったばかりです。
訓練が行われた安養寺は奈良時代に創建され、国や県指定の貴重な文化財が数多く保存されています。
参加者たちは、歴史ある建築物や文化財と大切な命を守っていくために日頃からの防火意識の高揚と万が一に備えた訓練の重要性について意識を新たにしていました。




