倉敷市本町の阿智神社境内に自生する「阿知の藤」の剪定が行われ、地元、倉敷東小学校の5年生が剪定で切り落とした枝葉のかたづけを行いました。
岡山県の天然記念物でもある「阿知の藤」はアケボノフジと呼ばれる品種です。樹齢は300年以上と推定され、アケボノフジの中では日本一古くて、大きなフジと言われています。毎年、4月下旬から5月には薄紫色の花を咲かせます。この「阿知の藤」をいつまでも守り伝えようと2001年12月には、地元の有志でつくる「あちのふじ応援団」が結成されました。応援団では、この時期に藤棚のツルや周囲の樹木の剪定を行っています。剪定作業で切り落とした枝やツルなどをかたづける作業を倉敷東小学校の5年生が担当しています。倉敷東小の5年生49人は、剪定で切り落とされた太い枝やツルを拾い集め軽トラックの荷台に乗せる作業を手伝ったあと比較的細くて長い「阿知の藤」のツルを小学校に持ち帰りました。この「阿知の藤」のツルは、3月に行われる授業でツル細工やリース作りに活用されます。【インタビュー】あちのふじ応援団事務局・長沼眞智子さん




