倉敷市は、公共施設の屋根を民間事業者に貸して、太陽光発電システムを設置するという新しい事業を始めました。
県内では初の試みです。
倉敷市が屋根を貸す公共施設の第一号が、真備町川辺にある健康福祉施設「まびいきいきプラザ」です。
これまで倉敷市では、市役所本庁舎や学校など26の施設に太陽光発電システムを設置していますが、今回初めて、民間に任せることにしました。
倉敷市は民間事業者を公募した結果、応募した5社の中から、東富井の三恭電設を選び、20年間屋根を貸すことにしました。
太陽光発電パネルは、2カ所の屋根に設置します。
最大出力は52kw。
発電した電力は中国電力にすべて販売します。
金額は、年間でおよそ200万円となる見込みで、その10%を屋根の使用料として、倉敷市が受け取ります。
業者は3月末までに手続きを済ませ、来年8月までに工事を行い、発電を開始する予定です。
倉敷市では、まびいきいきプラザでの実績を見極めながら、他の施設の屋根貸しを進める方針です。




