玉野海上保安部は、岡山市消防航空隊と海上での救助を想定した連携訓練を行いました。
訓練は、渋川海岸沖およそ3キロの海域で行われ、玉野海上保安部と岡山市消防航空隊の隊員およそ20人が参加しました。
民間の貨物船に救助を求めている人が残されているとの想定で行われ、航空隊のヘリコプター「ももたろう」が海上保安部からの情報を受けて救助に当たりました。
「ももたろう」から航空隊員がワイヤーを使って貨物船に降り、船の上から吊り上げて救助しました。
このほか、身動きが取れない重体の救助者を想定して、担架を吊り上げて救助する訓練も行われました。
海上保安部は、救助区域周辺にいる民間船の誘導や航空隊に海上の状況を知らせることで救助活動をサポートしました。
この連携訓練は、平成11年に起きた台風10号の災害対応に玉野海上保安部と岡山市消防航空隊が協力したことをきっかけに毎年行われています。
なお、玉野市では、これまでにヘリコプターを出動させた海上の事故などは発生していません。
両機関は引き続き連携して救助訓練を継続していくとしています。




