玉野市の環境ボランティア団体「エコライフ玉野」が15日(日)、温暖化防止に繋げようと竹を伐採しました
エコライフ玉野では二酸化炭素を多く含んだ竹を伐採する温暖化対策事業を、7年前から行っています。竹炭として再利用するため、水分が少なく、良質な炭に仕上がる10月から3月までの時期に伐採しています。今回は、エコライフ玉野の会員のほか、環境プロジェクトを推進している玉野ロータリークラブやボーイスカウト玉野第一団のメンバーなど合わせて60人が参加しました。この日は玉野市山田・品之作地区の竹やぶでおよそ170本の竹を伐採、さらに参加者で分担して細かく割っていきます。子どもたちも協力しながら機会に竹を通し、50センチほどの長さに切り分けていきました。さらにハンマーや鉈を使って8等分に割った後、1本ずつ形を整え束にまとめていきました。細かく割られた竹は3ヶ月以上乾燥させたのち、窯で焼いて竹炭にします。また、竹炭を作る際に出る煙を液状化させた竹酢液も作っていて、これらは道の駅みやまなどで販売されています。エコライフ玉野では県の農林水産総合センター森林研究所と協力して、伐採による二酸化炭素の削減量を算出しています。これによると昨年度は6か月の間に977本の竹を伐採し、29.5トンの二酸化炭素削減に成功しています。今年度はおよそ600本の伐採を見込んでいます。この日は伐採のほか、竹細工教室も開かれ、参加した親子連れが竹のけん玉を作っていました。次回の竹林整備は来年1月19日に行われます。




