葦高小学校区の自主防災訓練が先日30日に行われ、住民たちが防災の意識向上に努めました。
訓練に参加したのは、葦高学区の浦田、吉岡、堀南、笹沖の4つの地区の住民、およそ140人です。
今年8月に立ち上げた自主防災組織の中で各地区の連携を確認しようと、葦高学区コミュニティ協議会が初めて行いました。
防災訓練には倉敷市防災危機管理室の職員が招かれ、南海トラフを震源とする巨大地震が発生した際、倉敷市にどれくらいの被害がでるのかを説明しました。
巨大地震が発生すると、葦高学区は最大で震度6弱が想定され、立っているのが困難な状況になります。
さらに、古くは海であったことから地盤に水分を多く含んでいるため、高い確率で液状化現象が起きます。
参加した住民たちは、想定される被害を確認し災害の発生に備えていました。
また、会場には、リュックサックひとつに収める非常用の備品が展示されていて、各家庭が普段から緊急事態に備えることの大切さを知らせていました。
また、米1合と飲料水をナイロンの袋に詰めて沸かす非常食が紹介され、参加者たちは、災害時の避難所生活に備えて作り方の手順を確認しました。
葦高学区ではこうした取り組みを続けていき、災害時に備えて地域のネットワークをさらに強化していきたいとしています。




