郷土の偉人・大原孫三郎と總一郎の業績を顕彰する研究会が、11月30日、倉敷市立美術館で開かれました。
第2回の今年は、5人が研究成果を発表しました。
郷土史研究家の赤井克己さんは、新聞社の経営に携わった大原孫三郎の先見性と革新性について話しました。中国民報をいち早く株式会社化した孫三郎は、ライバル紙・山陽新報との合併を全国に先駆けて実現させます。これが、現在の山陽新聞社です。赤井さんは、その合併に孫三郎自らの側近を送り込み、合併を成功させた秘話を紹介しました。
今年3月に大原家別邸・有隣荘の調査したノートルダム清心女子大学教授の上田恭嗣さんは、敷地内にある茶室の建築意図や年代について成果を公表しました。
会場には、多くの市民が訪れ、大原孫三郎と總一郎が、郷土の発展のために残した事業や志の大きさを感じていました。




