使わなくなった着物の生地「古布」を使った絵画作品を作る倉敷市内の主婦、岡田多恵さんによる初の個展が国指定重要文化財、大橋家住宅で開かれています。
展示されているのは岡田さんが制作した大小あわせておよそ50作品です。着物の生地を小さく切って張り合わせたものでまるで油絵のように見えます。作品を作った岡田さんは10年ほど前から大正や昭和の着物集めを趣味ではじめその生地を使って人形や袋などの小物づくりをしてきました。その後、子どものころから絵が好きだったこともあり倉敷に引っ越してきた4年前から生地を絵具のように使って絵を描くようになりました。生地を切って張っていくことで作品を仕上げていますが岡田さんは糊付けを筆で行うことから張り絵というよりも絵を描いているイメージだということです。四季折々の富士山や椿の花は岡田さんの好きな風景で1作品には100種類以上の生地を使って表現しています。絵画作品を古い着物の生地「古布」で作った岡田多恵さんの初の個展は24日(日)まで倉敷市阿知の大橋家住宅で開かれています。




