秋の火災予防運動に合わせて、倉敷市の三井アウトレットパーク倉敷で、 爆発事故を想定して負傷者を救出する訓練が行われました。
午前8時15分から始まった訓練は、三井アウトレットパーク倉敷のカフェテリア厨房で爆発事故が発生し、館内に多数の負傷者が出ているとの想定で行われました。アウトレット関係者が客に避難するよう呼びかけるとともに、倉敷市消防局の車両13台が現場に急行しました。レスキュー隊は、はしごを使って2階に上がり、ガスの充満で二次被害の恐れがないか、あたりを入念に確認。1階では、隊員が手分けをして、救護の優先度を決めるトリアージを行い、負傷者を担架で救出しました。この訓練は、大規模商業施設での救急救護手順を確認する目的で、倉敷市消防局と三井アウトレットパーク倉敷が、初めて合同で実施しました。アウトレットの従業員120人も訓練に参加し、客を駐車場に避難誘導する動きを確認しました。これまでに、倉敷市内の大規模商業施設で大きな災害は起こっていませんが、倉敷市消防局では、今後もさまざまな想定で訓練を実施し、万が一に備えたいとしています。




