早くも来年の干支の話題です。倉敷市羽島の天神窯では来年の干支『午』をデザインした香合の窯出しが行われました。
来年の干支の香合は蓋の部分に馬の走る姿を立体的に表現し、どこまでも駆け抜ける、飛躍の年になってほしいという願いが込められています。香合作りは倉敷市の陶芸家・岡本篤さんが、親子二代に渡って毎年続けています。この日は来年に向けた香合の最初の窯出しで、岡本さんがひとつひとつの出来上がりを確かめていました。岡本さんは香合のデザインを完成させるため、乗馬に行くなどしてイメージを膨らませていったそうです。また来年は篤さんの父、故・欣三さんの生誕100周年にあたり、欣三さんが考案した藤紫に発色する釉薬を初めて使いました。窯出しされた香合は25日から27日まで天神窯で展示されます。




