倉敷市にゆかりのある陶芸作家の作品が並ぶ倉敷陶友会展が、倉敷市立美術館で開かれています。
倉敷陶友会は、酒津兜山窯や羽島焼、天神窯など、主に倉敷市や総社市に窯や工房を構える作家およそ20人で構成されています。
展示会は、年に1回、会員同士の親睦や研究を深めるために開かれており、28回目を数える今回は、およそ100点の作品が一堂に会しました。
釉薬を塗り重ねて色鮮やかに作られたものや、備前焼のように陶土を焼きしめて作り上げた作品、自由な発想で、見る人を楽しませるために作られた作品などがあります。
酒津焼は、およそ140年続く窯元です。
美しい色や形で目を楽しませることと、実用品として日常生活の中で使ってもらいたいという思いを込めて作られています。
銀色に光るこの焼物は、鬼備窯の山下今朝吾さんが、陶土にわらを巻いて焼き上げる時の微妙なバランスを発見し、作り上げることに成功しました。
倉敷陶友会展は20日(日)まで開かれています。




