総社市清音の上中島(かみなかしま)地区では、4、5年前から軽部神社の秋祭りに合わせて備中神楽の奉納が行われています。今年も、12日(土)に地区住民が備中神楽を楽しながら交流の輪を広げました。
芳しいキンモクセイの花の香りが漂った12日(土)総社市清音の上中島地区では、お乳の神様として知られる軽部神社の秋祭りに合わせて備中神楽の奉納が行われました。総社市の介護予防拠点施設「さんあいの家」の前庭の特設舞台では、美星町の神明社中の神楽太夫7人が国譲りや大蛇退治の演目を正午からおよそ4時間かけて上演しました。国譲りの中でも大国主命の舞、いわゆる打出の小槌をもった大黒さんが登場すると袋を手にした子どもたちが集まり、幸福を呼ぶ福の種を授かろうと紅白の餅やお菓子に手を伸ばしていました。舞台では、大国主命とフツヌシとタケミカヅチの二人の神の仲裁に入ったイナセハギの命の軽妙な話芸が繰り広げられ上中島の地区住民は備中地方の秋祭りに伝わる郷土芸能の備中神楽を堪能していました。




