倉敷の工芸品「倉敷緞通」が、製造から80周年を迎えたことを記念し、倉敷市阿知の林源十郎商店で展示会が開かれています。
会場となった林源十郎商店の2階には、テーブルセンターやマットなど、170点の倉敷緞通が並んでいます。倉敷緞通は、早島町で花ござを製造していた矢吹貫一郎さんが、和洋折衷の織敷物として昭和8年に開発しました。特徴の縞柄は、倉敷緞通を気に入った民芸運動家の柳宗悦がアドバイスしたことでも知られています。昭和61年に一度製造がストップしましたが、平成に入り、中小企業の有志によるプロジェクトで倉敷緞通は復活を果たしました。そして、歴史を引き継いだ瀧山雄一さんが、生産に携わってから今年で20年。10年前に発表したかすり柄の倉敷緞通も展示していて、これまでの歴史を感じとることもできます。普段使いを意識した倉敷の工芸品「倉敷緞通」の80周年記念展は、20日まで開かれています




