倉敷市児島の洋画家 故・伊川 巌さんと教え子の山本 悟さんの師弟絵画展が鷲羽山ビジターセンターで開かれています。
会場には、下津井をモチーフにした風景画や肖像画などおよそ30点が並んでいます。伊川さんは倉敷市児島で 美術教師を務めながら作品制作に打ち込んできました山本さんは小学生の時に伊川さんから絵を教わって以来、熱心に絵を描くようになったそうです。山本さんは伊川さんが4年前に亡くなってからは遺作展の開催や財団を設立して画集を発表するなど、伊川さんの顕彰活動を続けています。2人に共通するのは「下津井を愛している」ということです。伊川さんにとって下津井は長年教師を務めた場所であり、山本さんにとっては生まれ故郷です。下津井の漁師や町に住む人たちの表情や息遣いを描いた作品が並ぶ会場からはこの土地を愛しているという二人の作者の気持ちが伝わってくるようです。伊川巌、山本悟 師弟絵画展は今月31日まで行われています。




