倉敷市立自然史博物館が今年11月に開館30周年を迎えるのに合わせ、これまでの歩みや珍しい標本の特別展示がきょうから始まりました。
倉敷市立自然史博物館は1983年の11月3日に開館しました。昆虫や植物をはじめ鉱物の標本などおよそ70万点を所蔵しており、年間に50万人ほどが訪れています。2010年には来館者100万人を達成したほか、自然史博物館愛好家で「友の会」を結成し、年間に30回程度の自然観察会を行うなど倉敷市民に自然環境保護を訴え続けています。特別展示では開館当初に発行した雑誌類や資料作成に使用していたタイプライター、開館の時のポスターなどが展示されています。さらに昆虫や動物の登録番号1番の標本など、貴重な標本が展示されています。1992年に県下で初めて確認されたキリギリスの一種「ヒメクダマキモドキ」や、絶滅したと思われていて1986年に47年ぶりに発見された「マルタンヤンマ」など珍しい標本が並びました。11月3日は恒例の自然史博物館まつりを開き30周年を祝います。
特別展は12月23日までです。




