倉敷市内の老人クラブの会員などが趣味で制作した手芸や絵画を展示したシルバー作品展が、きょうから倉敷市立美術館で始まりました。
会場には398点の力作が所狭しと並びました。年に一度、市内全域からお年寄りの作品を集め、一堂に展示しており、今回が節目の40回目です。最高齢は97歳の田中千恵子さんでうちわに絵を描いて色紙を貼った作品を出品しました。
また、児島の唐琴地区の藤田祐子さんが指導するパッチワーク教室の生徒27人はキルト作品を出品しました。中でも丸額のステンドキルトは存在感を放っており、大勢の目を引いていました。下地の布に、花の形に切り抜いた別の布を乗せ、幅4ミリの黒いテープで柄を縁取ります。そうすることで、絵柄が立体的に見えてきます。このほかにも、写真や絵手紙、油彩画や書など様々なジャンルの力作が展示され訪れた人を圧倒していました。お年寄りの趣味の作品を集めたシルバー作品展は14日(土)まで倉敷市立美術館で開かれています。




