倉敷警察署と倉敷中央病院は、県警のヘリコプターを使って、災害被災者を搬送する訓練を初めて行いました。
訓練は、南海トラフを震源とする巨大地震が発生し、大規模な被害が出ているという想定で行われました。県警のヘリコプター「わしゅう」が、地震による負傷者1人を救出し、倉敷中央病院に搬送します。ヘリは、救出場所の倉敷運動公園からおよそ3分で、倉敷中央病院屋上のヘリポートに着陸しました。そして、倉敷中央病院のスタッフがヘリに駆け寄り、すみやかに負傷者を搬送しました。倉敷署と倉敷中央病院は今年7月、災害時などの緊急事態にヘリポートを使用できる協定を結んでいて、協定締結後、初めての訓練となりました。倉敷中央病院と倉敷署はおよそ350mと至近距離で、災害時に道路が使えない場合、警察業務がスムーズに行えることも期待されています。ヘリポートを使った離着陸・負傷者搬送訓練は、今後も行っていくということです。




