倉敷市下津井公民館で、地域住民などを対象に人権教育講演会が開かれ、国際医療ボランティア組織AMDAの理事が、災害支援を通じた相互扶助の大切さを訴えました。
講演会には、下津井中学校区の地域住民や学校の職員など55人が集まりました。講師は、元大高小学校校長で、認定特定非営利活動法人AMDAで理事を務める野島治さんです。野島さんは最初に、地域社会の人との結びつきを意味する「ソーシャル・キャピタル」について語り、お互いがほめる、認める、尊敬するといった文化の醸成が大切だと、訴えました。続いて、東日本大震災での復興支援をはじめとした、医療ボランティア活動について紹介しました。支援する側、される側の関係について、お互いに敬意を持って接する「パートナーシップ」の精神を持つことが必要と力説しました。人権教育講演会は、人権意識の高揚などを目的に、倉敷市内それぞれの公民館で、年2回程度開催しています。




