総社市が取り組んでいる「だれもが行きたくなる学校づくり」の研修会が開かれました。今回初めて、研修テーマを選べる方式を取り入れ、参加した教職員が不登校対策への理解を深めました。
今回の研修会には、総社市内の小中学校の教職員およそ400人を対象に行われました。1日に8つの講座を開き、参加した教職員が自由に選べるようになっています。講師は、広島大学の栗原慎二教授など4人が担当。友達同士で支え合う「ピアサポート」や、対人関係を学ぶ「SEL」といった「だれもが行きたくなる学校づくり」の柱となるテーマに加えて、非行やいじめ、児童生徒が学校に適応しているか測定する「アセス」など、より深い内容の講義も用意されました。総社市の不登校出現率は、前の年に比べて減少。4年目を迎えたこの取り組みの効果が現れつつあります。今後は、どの教職員も不登校対策に前向きに取り組めるよう、資質の向上を図ることが課題です。テーマを選べる研修会は、教職員が目的意識を持って受講してもらう狙いがあります。研修会は秋にも、市内6つの小中学校で行う予定です。




