続いて、特集です。今月20日山口県で開催された全国大会へ3年連続で出場した倉敷市立味野中学校演劇部が24日(土)に、地元児島地区で凱旋公演を行いました。その公演の模様をご紹介します。
味野中学校演劇部の創作劇「アナザーストーリー・オブ・スリーシスターズ」は、2年前の東日本大震災による津波被害をテーマにしたものです。東北地方の中学校を舞台に母親を津波で亡くした3人姉妹の物語です。物語は、震災から2年後の2013年3月11日・中学校の卒業式の前日。三姉妹がそれぞれに津波で母親を死なせてしまったという自責の念を告白し合います。2年間、秘めていた思いを告げることで家族の絆の大切さに気づく内容です。味野中演劇部が2年前、岩手県で開かれた全国大会へ初出場した際は、震災による原発被害を題材にした「ツーアイランズ」を上演しましたが、今回も震災を風化させたくないという願いを込め、津波被害をテーマに家族を想い合いながら日常を大切に生きていく意義を訴えました。【インタビュー】味野中演劇部顧問・松尾綾子教諭




