今年4月から倉敷市の水島地区を拠点に活動しているプロの人形劇団「とらまる人形劇団」が、25日、新作劇を地域の人たちにお披露目しました。
地元に根付いた人形劇団を目指していて、地元の学生や地域住民などおよそ35人を招きました。披露した新作劇「なきむしももたろう」は、岡山県の民話「桃太郎」をモチーフにしています。劇に登場する主人公は頼りない泣き虫な桃太郎ですが、鬼退治の道中での仲間たちや鬼ヶ島での鬼との出会いの中で、成長していく物語です。今回の新作劇で大きな役割を果たしているのが、巨大な絵本の舞台セットです。劇団の特徴である大胆な舞台転換の手法をより効果的にしていて、舞台の迫力やスピード感が増しました。舞台では、三人の団員が複数の登場人物を巧みに演じ、観客を物語の世界に引き込んでいました。とらまる人形劇団は、活動の幅を広げるため、今年4月東かがわ市から交通アクセスのいい倉敷市に拠点を移しました。とらまる人形劇団の新作劇の取り組みについては、8月9日(金)から放送する「ぢもわだ水島」で詳しくお伝えします。




