総社市黒尾の鬼城山ビジターセンターで「ナツツバキと初夏の野草を観察しよう」をテーマに自然観察会が開かれました。
自然観察会には、総社市、倉敷市内から15人が参加しました。参加者は、鬼城山ビジターセンターの指導員脇本浩さんを道案内に「総社ふるさと自然のみち」をたどりながら周辺に自生するユウスゲやカワラナデシコなどの植物を観察しました。特に、鬼城山一帯の「北の吉備路」に自生するナツツバキは、岡山県内では最も南で、見られるものです。ナツツバキは、ツバキ科の落葉高木で6月下旬から7月中旬に純白の花を咲かせます。朝咲いて、夕方には散る一日花の「はかなさ」から平家物語にうたわれた「沙羅双樹の花」としても知られています。自然観察会では、3カ所の観察ポイントを訪ねながら見ごろを迎えたナツツバキの花を観賞していました。




