岡山県南の特産 い草製品を展示即売する「早島・倉敷花ござまつり」が6日と7日、早島町役場の特設会場で開かれました。
このイベントは、県内のい草製品の良さを再認識してもらおうと、行政・商工団体や問屋組合などによる実行委員会が主催し、毎年この時期に開催されています。メーンイベントは、早島・倉敷地区などのメーカーや問屋16社によるい草製品の即売です。岡山県が全国シェアの半分を占めているという花ござをはじめ、い草で作った座布団や帽子などさまざまな製品が並びました。半額で販売するところもあれば、値引き交渉をする客もいて、来場者は思い思いに買い物を楽しんでいました。もう一つの注目は、い草製品作り体験です。手織り機がずらりと並んだこの部屋では、色とりどりのい草を使って花ござの手織り体験ができます。およそ30分かけて織ると ご覧のようない草のコースターができあがります。岡山県内のい草の作付面積は、昭和30年代には3000ha以上と全国トップを誇っていましたが、熊本・福岡の台頭などで徐々に減少。今年は倉敷市内の3軒が2ha程度を生産するのみとなりました。ただ、昔から培ってきた製品の生産技術の高さは健在です。




