口に絵筆をくわえて絵を描く倉敷市の牧野文幸さんの個展が、倉敷市中央の加計美術館で開かれています。
会場には、馬や猫など動物をモチーフにした作品や書など、新作や未発表作を含むおよそ60点が並んでいます。牧野さんは、1982年、16歳のとき水泳の練習中に飛び込みに失敗。頭を強く打って頸椎を損傷し首から下が麻痺しました。1985年、理学療法士の勧めで口に絵筆をくわえて絵を描き始めました。加計美術館では2回目となる個展のタイトルは、「生きるよろこび‐縁‐」。これまで出会った人たちへの思いを込めています。細かな筆使いで描かれた作品が並び、訪れた人たちが足を止めて見入っていました。また、会場には、牧野さんが普段使っている画材も展示されていて、作品づくりの一端に触れることができます。牧野文幸さんの個展は、28日(日)まで倉敷市中央の加計美術館で開かれています。また、20日(土)には、牧野さんを迎えてのアーティストトークも予定されています。




