総社市山田の狩谷遺跡からの出土品が総社市役所1Fロビーで展示されています。
この展示は去年7月から4ヵ月間発掘調査して出土した勾玉などの品を一般公開することで遺跡のことを後世に伝えていこうと総社市教育委員会が行っています。展示されたのは狩谷遺跡の「土ごう墓」と呼ばれる墓から見つかったもので死者が埋葬されるときに飾り付けられた装飾品です。展示会場には装飾品が見つかったときの墓の形の模型も展示され、出土したときの様子を伺うことができます。また、ガラスケース内には赤や青などガラスやメノウの装飾品も並べられています。総社市教育委員会によると遺跡が盗掘にあっていないことで多種多彩な出土品が埋葬されたままの状態で見つかったことは非常に珍しく、今後、狩谷遺跡に埋葬された人のことやこの地域の歴史についてさらに調査していく予定です。なお、今回の出土品は21日(金)まで総社市役所1Fロビーで展示され、その後、25日(火)から30日(日)までは市民ギャラリーに場所を変えて一般公開されます。




