県立水島工業高校が学校創立50周年プロジェクトとして製作した飛行機「エアロメシア」が、飛行に向けて最後の走行試験を行い、初めて自力走行に成功しました。
エアロメシアの走行試験は、笠岡ふれあい空港で行われました。大型トラックで運ばれた機体を、プロジェクトメンバーの3年生8人が協力して組み立てました。全長6・3m、両翼12・6mの機体は、カーボン製のため通常のグライダーの4分の1と軽量なのが特徴です。太陽光電池、水素型燃料電池、リチウムイオン電池の3種類の動力でプロペラを回す仕組みで、この日は600mの滑走路を使って自力走行に挑戦。無事成功しました。また、主翼のバランスやバッテリーの容量、モーターの出力について確認しました。今回の走行試験でいくつかの修正点が見つかり、学校で最終調整を行います。生徒が力を合わせ、2009年から4年がかりで取り組んできた壮大なプロジェクトは、佳境に差し掛かってきました。プロジェクトに携わった生徒たちの夢を乗せて、近く飛行に挑戦します。




