倉敷市中央の岡山大学資源植物科学研究所が一般公開され、訪れた人々が最先端の植物研究に触れました。
資源植物科学研究所では将来起こりうる食糧危機に備えるために劣悪な環境でも生育するイネやムギといった植物の研究・開発を進めています。一年に一度、研究所を開放し、市民に研究の成果を発表しています。こちらは鉄を含む土やマンガンを含む土など条件を変えて育てたオオムギです。これまで、耕作に向かないとされた土地でも育つ植物を品種改良によって編み出す研究です。訪れた人たちはピンセットを使ってムギの胚種を取り出し、培養する体験や植物の葉の組織細胞を顕微鏡で観察するなどしていました。また、1階フロア部分では倉敷商業高校の生徒が労研饅頭を販売しました。資源植物科学研究所は大原孫三郎らが設立した大原奨農会農業研究所が前身で、会場では孫三郎ゆかりの栄養食労研饅頭が人気を集めていました。岡大植物研の一般開放のニュースは17日(金)のKCTワイドでも詳しくお伝えします。




