倉敷市をはじめ瀬戸内地方で活動する女性現代美術作家グループ「アート・SUN(サン)」の結成25周年を記念した作品展が、倉敷市立美術館で開かれています。
「アート・SUN」は、1988年に女性の現代美術家15人で結成したグループです。2年に1度、作品展を開き、作家同士の交流と技術の研さんを図っています。今回は、メンバーとゲストの作家あわせて22人が、2つのフロアに分かれて絵画、オブジェなど33点を展示しています。こちらは、倉敷市文化連盟賞を受賞した三宅弘子さんの作品です。木製の卵の中に入っている黄身は、金箔と青貝箔で色づけしたもので、金と黒の対比を波乱万丈の人生に絡めて表現したそうです。招待作家として出品した倉敷市の小林テレサさんは、ワイヤーと糸で作り上げた高さ2・2mのオブジェを披露しています。「アート・SUN」の作品展は12日まで開かれています。また、11日午後2時から、小林さんなど3人によるレクチャーもあります。




