岡山県立倉敷工業高校の生徒が、実習の一環で羊の毛刈りに挑戦しました。
老人福祉施設の倉敷藤戸荘を訪れたのは、倉敷工業高校ファッション技術科の2年生39人です。伝統的な技法でものづくりに取り組む生徒に、素材から製品を作る流れを知ってもらおうと、7年前から、藤戸荘で飼育されている羊5匹の毛刈りを体験しています。最初、生徒たちは不安そうな顔をしていましたが、施設の職員から手ほどきを受けて、上手に毛を刈り取っていました。刈り取った毛は、きれいに洗ってから桜や栗のイガなどを使って草木染めして、糸につむぎます。その糸を使って手織りのひざ掛けにして、来年1月までに藤戸荘の利用者にプレゼントするそうです。




