倉敷の総鎮守阿智神社で開催中の藤まつりでは、「阿知の藤」を愛でる藤見の会が開かれました。
阿智神社の社叢、鶴形山山頂にある樹齢350年の曙藤「阿知の藤」は、美しい花の時期を迎えました。特に、連休中の3、4日は、藤見の会として大きな藤棚が広がる「阿知の藤」広場で雅楽の音色を聴きながら花を愛でる観賞会となりました。また、午後からは、阿智神社境内の能舞台で雅楽の演奏にあわせ、日本の伝統装束、十二単衣のお服上げ行われました。十二単衣は、平安時代に宮中の女性が着ていた正装です。お服上げでは、単衣の着物の上に、うちぎ、うわぎ、からぎぬと重ねていき、十二単衣をまとった平安時代の雅な女性に変身する過程が披露されました。なお、藤まつりの期間中参集殿では、倉敷東小学校の児童が「阿知の藤」のつるで作ったリースや壁飾りなどクラフト作品の展示も行われています。




