倉敷市の写真家・中村昭夫さんが生前指導していた写真愛好家集団「ぐるうぷどんがめ」の写真展が、倉敷市立美術館で開かれています。
今回で40回目を迎えた写真展には、メンバー13人が出展。一つのテーマに沿って、複数の写真を組み合わせて表現しています。倉敷市の鴨井香織さんは、林源十郎商店に残っている多くの資料を写真に収めました。ガスマスク、薬瓶、売掛帳など、多くの人の命を救ってきた薬屋の歴史を感じさせます。早島町の高田昭雄さんは、徳島県の旧一宇村でシャッターを切りました。人々の暮らしの中で生き続ける巨木と村の日常を、10年かけて撮影してきたそうです。このほか、倉敷市連島の名所を集めた「都羅の小径」や、岡山市庭瀬、津山市など、地域に残る歴史をとらえた写真も多く出展されています。「ぐるうぷどんがめ」の写真展は、5月6日(月)まで開かれています。




