明治から昭和にかけて活躍した歌人、与謝野晶子の未公開の原稿などが倉敷物語館で公開されています。
公開されたのは大正時代に書かれたと思われる与謝野晶子の短歌の原稿12枚です。原稿は倉敷市連島出身の詩人、薄田泣菫あてに送られたもので、平成16年に薄田泣菫の遺族や家族が倉敷市に寄贈しました。寄贈後、就実大学の教授や有識者などで調査研究のチームを作り、原稿の解読と解析を進めてきました。その結果、大正時代に書かれたと思われる未公開作品とおととし2月に判断されています。公開された原稿は言葉や文字などを訂正したあとや新聞編集者時代の薄田泣菫に掲載を頼んだあとなどが筆跡として残されています。会場を訪れた人たちは普段は見ることができない与謝野晶子直筆の原稿を食い入るように見つめていました。近代を代表する歌人、与謝野晶子の未公開短歌の原稿は倉敷美観地区にある倉敷物語館で21日(日)まで展示されています。




