倉敷の鳥瞰図で知られる画家の岡本直樹さんが、昭和38年ごろの倉敷市中心部を描いた鳥瞰図が完成しました。15日から倉敷物語館で始まった「50年前の倉敷展」でお披露目されています。
岡本さんは平成17年に現在の倉敷駅から美観地区までのおよそ1キロ四方を描いた縦横2メートルの鳥瞰図を制作しています。今回は、同じ地域の50年前の姿を同じ寸法で4年掛けて描きました。当時の航空写真や町並みの写真、当時のままの建物には現地でのスケッチを重ねるなどして完成させました。昔の倉敷駅から工事中の倉敷国際ホテルまで拡幅される前の狭かった道路の様子などが当時の雰囲気とともに伝わってきます。訪れた人たちは倉敷の今昔が描きこまれた2枚の鳥瞰図を興味深そうに見入っていました。岡本直樹さんの「鳥瞰絵図による『50年前の倉敷』展」は 24日まで倉敷物語館で開かれています。なお、20日午後2時からは 岡本さんなどによる『鳥の目、虫の目』と題したトークセッションが開かれます。




